瓔珞迷<エイラク・ミイ>

瓔珞<エイラク>ファンの自己満足メモです。

『瓔珞』まとめ(第37話~第54話)

 

妃嬪編・前編(第37話~第54話)


あらすじ

 放免された瓔珞は長春宮に戻ったが、後宮の様子はすっかり様変わりしていた。皇后の身近な人間が次々に裏切り、瓔珞でも守ることができなほどの不幸が襲う。皇后の“最後の願い”で紫禁城を出た瓔珞はそれなりに平穏な日々を送っていたが、皇后を襲った不幸の真相を知り、復讐のために妃嬪となって紫禁城に戻る決意をする。


主要登場人物

魏瓔珞
 辛者庫の苦役から解放され、長春宮に戻って念願の皇后との再会を果たした。しかし、大きな不幸に襲われて皇后を失ってしまう。一度、紫禁城を出たものの、親友の明玉から隠された事件の真相を聞き、妃嬪となって紫禁城に戻る決意をする。

 

富察皇后
 高貴妃の罠で重傷を負い、すっかり後宮での勢いを失っていた。瓔珞が戻ってきたことで活力が戻るものの、身近な人の裏切りで恐ろしい不幸に襲われる。

 

明玉
 長春宮から異動して鐘粋宮の女官となったが、偶然にもとある事件のカギとなる情報を得てしまい、口止めのために虐待されてしまう。

 

純妃
 乾隆帝の寵愛を得て、貴妃に昇格する。しかし皇后が難産の末に皇子を産むと、寵愛を奪われてしまうのではと恐れ、恐ろしい企みを企てる。

 

乾隆帝
 皇太后に気に入られた瓔珞を仕方なく妃嬪と認め、後宮入りさせる。警戒して冷遇するも、彼女の策略にはまって不器用ながら寵愛するようになる。

 

傅恒
 爾晴を娶ったものの、瓔珞への未練を捨てきれずにいる。嫉妬する爾晴と激しく対立してしまい、彼女の残虐な本性を暴走させてしまう。

 

爾晴
 家の繁栄を願って気を回すも、傅恒からひんしゅくを買ってしまう。冷遇されるのは彼が瓔珞をいまだ愛しているからだと憎み、残虐な悪事を次々と行う。

 

嘉嬪
 かつて死に追い込まれた嘉嬪と瓜二つの妹。その美貌を武器に後宮入りするが、寵愛される瓔珞に嫉妬して陥れようとする。

 


各話あらすじ

第37話「懐かしき長春宮」
 過酷な日々と数々の試練を乗り越え、瓔珞は再び皇后に仕えることを許される。急いで懐かしい長春宮に向かい皇后に会おうとするが、なぜか扉は固く閉ざされていた。瓔珞は扉をこじ開けて皇后に駆け寄るが、皇后は冷たい顔をしたままで・・・。

 

第38話「我が子の命日に」
 乾隆帝は早世した皇后との子・永璉の命日の夜、我が子を忍んでつい深酒してしまい、泥酔状態のまま長春宮にやってくる。皇后のお腹にはすでに新しい命が宿っており、乾隆帝はきっとこの子は永璉の生まれ変わりだろうと語りかける。

 

第39話「大晦日の悲劇」
 皇后は難産の末に皇子を出産した。乾隆帝がその皇子を溺愛しているのを目の当たりにした純妃は、せっかく勝ち得た寵愛を奪われてしまうのではと危機感を覚え、とある恐ろしい企みを企てる。そして大晦日に悲劇は起こる。

 

第40話「最後の願い」
 父親の看病のため紫禁城を離れていた瓔珞は、訃報を知らせる鐘の音を聞く。瓔珞は静かに皇后の“最後の願い”を感じ取り、乾隆帝の命令に逆らった。激怒した乾隆帝から死を賜ることになったが、皇后の本当の願いは「瓔珞の幸福」だった。

 

第41話「友の苦しみ」
 皇后の計らいにより紫禁城を出ることができた瓔珞は、追いかけてきた袁春望と円明園でそれなりに穏やかな日々を送っていた。そんなある日、明玉と久しぶりに再会する。瓔珞は喜ぶが、明玉はなぜか苦悶の表情を浮かべて瓔珞を避けようとする。

 

第42話「鳳凰と錦鯉」
 明玉を救い、皇后の敵討ちをするため、瓔珞は妃嬪となって紫禁城に戻る決意をする。皇太后の誕生日祝いのため乾隆帝や妃嬪たちが勢ぞろいすると、瓔珞は瑞祥とされる鳳凰と錦鯉を使って皇太后の歓心を買った。乾隆帝は仕方なく、彼女を貴人に封じる。

 

第43話「寵愛と嫉妬」
 乾隆帝は瓔珞を警戒して、なかなか寵愛を与えようとしなかった。しかし瓔珞の巧みな策略に振り回され、やがて観念して彼女を夜伽に召すようになる。女官上がりの瓔珞が寵愛されることに他の妃嬪たちは嫉妬心を強め、陥れようと策略を練る。

 

第44話「栄光と後悔」
 傅恒は金川での戦いで戦功をあげて凱旋する。彼はこの戦功の褒美として、瓔珞を乾隆帝に求めるつもりだった。しかし、爾晴から彼女が乾隆帝の側室になったことを知らされる。動揺して後宮に向かった傅恒の目に飛び込んだのは、輿に乗った瓔珞の姿だった。

 

第45話「梔子の花」
 瓔珞に嫉妬した妃嬪たちの策略により、乾隆帝は傅恒と瓔珞の仲を疑うようになった。ふたりが同じ梔子の花を好きだと知ると、瓔珞が大切に世話していた梔子を没収してしまう。寵愛は失われたかと思えたが、瓔珞はあきらめていなかった。

 

第46話「連環の計」
 瓔珞と傅恒は嘉嬪の罠にはまり、長春宮で鉢合わせてしまう。嘉嬪に連れられてきた乾隆帝はふたりを目撃し、あいびきをしていたと決めつけて激怒する。結局、その場で嘉嬪の策略は暴かれたものの、乾隆帝の瓔珞への怒りは収まらなかった。

 

第47話「雪解け」
 純貴妃は寵愛を失った瓔珞に追い打ちをかけるべく、皇太后に贈る刺繍を瓔珞に代行させる。乾隆帝はそれを見抜き、こっそり延禧宮を訪ねる。自分が冷遇しているため、暖房すらない部屋で夜通し刺繍しているのを見て、乾隆帝は処遇を思い直し始める。

 

第48話「非道な仕打ち」
 傅恒は自分のことを“若様”と呼ぶ、使用人の青漣に瓔珞を重ねていた。それを察して爾晴は青蓮を敵視する。あるとき、池のそばで青蓮が息子といるのを目撃した爾晴は、息子を殺そうとしたと騒ぎ、青蓮を妓楼に売り飛ばしてしまう。

 

第49話「馬上の愛妃」
 瓔珞は自由奔放に振る舞いながらも、乾隆帝から格別の寵愛を受けていた。一方で、それを快く思わない妃嬪たちも嫉妬心を強めていた。あるとき、乾隆帝は特別に瓔珞を乗馬に誘ったが、突然、瓔珞を乗せていた馬が暴れ出してしまう。

 

第50話「無実か無能か」
 乾隆帝のもとに、皇后の父親である那爾布の不正を訴える訴状が届く。しかし真相は、不正を働いていたのは別の官吏で那爾布は無実だった。乾隆帝はそれを突き止めるが、皇太后は那爾布は無能なため、この機会に処刑した方が良いと助言する。

 

第51話「乱心の裏で」
 皇后の命乞いも虚しく、那爾布は処刑されてしまう。父を失った皇后は、皇太后の仕業だろうと乾隆帝に詰め寄る。常に冷静だった皇后もさすがに乱心した様子で、ついには失踪してしまう。心配した和親王が捜索するが、彼女を発見したのは思わぬ場所だった。

 

第52話「剥がれ落ちた仮面」
 第五皇子・永琪が意識不明に陥り、母親の愉妃は瓔珞が与えた菓子が原因だと乾隆帝に訴える。しかし本当の原因は、愉妃が劉侍医に命じて皇子に与えた人参だと判明する。愉妃は、すべては瓔珞を陥れようとした純貴妃の命令だったと暴露する。

 

第53話「思惑うごめく親蚕礼」
 親蚕礼は皇后が執り行う重要な儀式。しかし、那爾布の件で皇后と皇太后の間に溝が生まれていた。皇太后は親蚕礼を中止させるつもりだったが、皇后が許可なく準備を進めていたことに憤る。そして皇太后は当てつけのため、瓔珞を贔屓し始める。

 

第54話「悪妻の最期」
 かつて瓔珞に不敬な行いをしたとして辛者庫に追放されていた琥珀は、爾晴のとある重大な秘密を明かす代わりに助けを求めた。皇后の事件に関するその情報を得て、瓔珞と明玉は激怒する。そしてふたりは、復讐を果たすために爾晴を長春宮に呼び出した。